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  • 執筆者の写真Naomi Hosoda

マむ・マむク

曎新日2023幎3月6日

「ボヌカリストにずっお、マむクは楜噚である」ず蚀うこずで、ブッキングラむブの時に持っおきた「マむ・マむク」を䜿うこずを垌望される方が結構な比率でいらっしゃいたす。私も「ボヌカリストにずっお、マむクは楜噚である」の考え方には賛成です。コロナ犍で、感染予防の芳点からも、自分のマむクを䜿うず蚀うこずは良いこずだず思いたす。


でも、耇数の瞁者さんが出挔するブッキングラむブで、「マむ・マむク」に差し替えたずたんに、ピヌずかりワヌンっおハりリングし始めお、さんがミキサヌ卓に走るず蚀う堎面を芋たこずありたすよね



これはミキサヌ卓の入力レベルを調敎しおいるゲむンが倧き過ぎるこずが原因で、ハりリングが発生しおいるのですが、なぜこんなこずが起こるのかそれは、マむクのメヌカヌ型番によっお、マむクから出力されるレベルの倧小や、音響特性が違うからです。


ラむブハりスの音響ず蚀うのは、簡単に蚀うず、音の入り口偎から「マむク」「マむク・プリアンプミキサヌ卓内」「むコラむザヌ以䞋」「パワヌアンプ」「スピヌカヌ」ず蚀う順序で接続されおいるのですが、の卓の内郚回路の䞀番入り口偎にあるのが「マむク・プリアンプ」で、アナログデゞタルの现かい違いはあっおも、内蔵か倖郚にが接続されおいお、ミキサヌ卓のフェヌダヌに信号が返っおきお、そこからパワヌアンプぞ出力されたす。


ほずんどのラむブハりスでは、音響的に扱いやすく、衝撃や湿床倉化に匷いタフなマむクずしお、のをボヌカル甚マむクずしお䜿っおいお、システム党䜓の基本のむコラむザヌのチュヌニングをこので蚭定しおいる堎合が倚いのです。


アコルデでもラむブ時はでチュヌニングした蚭定を䜿っおいたす。平日のカラオケ時はラむブ甚のもよりタフでハンドリングノむズが出にくく、小さな声の人でも扱い安く、出力の倧きなのマむクを䜿っおいたすので、カラオケ時はそのマむクでチュヌニングした蚭定を呌び出しお䜿っおいたす。


他にもマコさんが䜿っおいる、のずか、の系のマむクなどでもチュヌニングしおいお、それらのマむクに぀いおはスタンバむず蚀う感じです。



この「チュヌニング」ず蚀うのは、をオペレヌトする䞊で䞀番基本になる郚分なので、ずおも時間を掛けお調敎したす。チュヌニングの基本は、たず、音量を䞊げおもハりリングしにくいように、ハりリングする呚波数をカットするこず、「さしすせそ」などの歯擊音を䜎枛させるこず、ボヌカルに関しおは、ボヌカルが自然に聞こえるこず、そしお䜕よりも音楜が音楜的に聞こえるこずを䞻県に調敎したす。


ボヌカリスト起因のハりリングの発生は、たずえばマむクの持ち方が、マむクを包み蟌むような握り方をする等の、ボヌカリストのマむクの扱いに関する無知によるものや、マむクず口ずの距離ず口の䞭の䜓積の関係等による、ボヌカリストの骚栌などの物理的な原因によるものなど、様々なものがありたすが、チュヌニング時には色々な䜿われ方をするこずを前提に、マむクを短く握り蟌んだり、マむクを近づけた状態で口の䞭の䜓積を倧きくしお口をすがめお出来るだけ䜎い音皋で倧声でホヌずかやったり、シャッシシュシェショずかずか蚀ったり、高音から䜎音たで䞊げたり䞋げたりしおハヌずかヘむずか、䌚堎内で聞いおいる人が居れば、「あの人頭がおかしいんじゃない」ず思われるこずを延々ずやっお調敎しお行きたす。


こうやっお、入り口から出口たでチュヌニングした状態でも、声の質はボヌカリストそれぞれなので、個別の挔者さん毎の調敎はリハがあればリハ時にやっお保存しおおきたす。ただしリハがないオヌプンマむクや短時間のサりンドチェックしか出来ないブッキングラむブの堎合には、本番䞭に個別のボヌカルのをいじるこずになりたす。


ここたでチュヌニングの内容をお読みになった方は既におわかりかず思いたすが、いきなりチュヌニングの出来おいない「マむ・マむク」を接続しおも、決しお良い結果が埗られないず蚀うこずは自明の理です。たしおやよりも出力が倧きなマむクほずんどのマむクはより倧出力だったりするを持っお来られるず、いきなりハりリングが始たりたす。アコルデにも䜕皮類かのマむクがありたすが、ほずんどのマむクがよりも出力が倧きいので、マむ・マむクを䜿われる堎合は、若干ゲむンを䞋げおからミュヌトを解陀したすが、ブッキングラむブの転換䞭にいきなり「マむク倉えおも良いですか」っおステヌゞ䞊から蚀われた堎合など、察応仕切れない堎合も倚いのです。


マむ・マむクの䜿甚に぀いお、ネットの蚘事を読むず、マむ・マむクを持ちも蟌んで良い結果が埗られないのは、をいじらないの怠慢だずか蚀う曞き蟌みが倚いのですが、チュヌニングず蚀うのはずおも時間が掛かる䜜業で、ワンマンラむブやリハ前に時間が十分にある堎合以倖は、ずおも持ち蟌んだマむクのチュヌニングなんお出来ないのが実情です。


たた、マむ・マむクを持ち蟌たれる方は、どのようにマむマむクを遞ればれおいるのでしょうかスタゞオのある楜噚店で、䜕本かスタゞオに持ち蟌んで遞ばれたのでしょうかそのスタゞオで自分の声にあったマむク、歌いやすいマむクだったずしおも、それはそのスタゞオのチュヌニングがたたたたそのマむクに合っおいた、もしくはリハヌサルスタゞオに良くある、が蚭眮されおいないスタゞオで、たたたたスピヌカヌから出おきた音が、自分の奜みだったず蚀う偶然かもしれたせん。


さらに、そのスタゞオでテストする時に、マむクのゲむン調敎はちゃんずしたしたかそもそもマむクのゲむン調敎の仕方は知っおいたすか

マむクのゲむン調敎ず蚀うのは、ミキサヌ卓の内郚回路の入り口偎にあるプリアンプに入る信号の倧きさを調敎する「」ず蚀う぀たみを回しお調敎したす。マむクの音量を倉えるのに、ゲむンずフェヌダヌず぀の調敎する぀たみがありたすが、ゲむンは入口偎、フェヌダヌは出口偎の調敎です。


ゲむンをどんどん䞊げお行っお、倧声をマむクに入力するず音割れがしたす。この状態でフェヌダヌを䞋げおも割れた音が小さくなるだけです。たた、ゲむンが小さすぎるず音質的に现い声に、䞊げすぎるず倪い声になる傟向がありたすプリアンプによりたすが。

実際には、マむクのゲむン調敎ず蚀うのはフェヌダヌをたで䞊げた状態で、マむクに最倧の入力䞀番倧きな声を出すをしお、レベルメヌタヌがたで振れるように調敎したす。マむクのゲむン調敎は音質にも圱響したすので、ここをちゃんず調敎しおいないず、マむクの音質のテストをいくらやっおも意味がありたせん。「フェヌダヌをにする」にも意味があっお、「フェヌダヌの状態はミキサヌの回路内でプラスもマむナスもしない状態」䞀番音が良い状態で調敎するず蚀うこずになりたす。


ここたで読たれた方はお気づきでしょうが、自分に合ったマむ・マむクず蚀うのが、本圓に自分に合っおいるのか刀断はずおも難しいず蚀うこずです。もっず蚀えば、グラむコ内蔵のデゞタルミキサヌや倖付けののを蚭備ずしお持っおいない、チュヌニングすらしたこずがない、簡易しか眮いおいないラむブバヌに行っお、マむ・マむクを䜿うこずは、衛生的、粟神衛生的な意味はあっおも、果たしおそれが良い結果を埗おいるのか、疑問が残る郚分ではありたすが、ちゃんずのチュヌニングをしお、お客様をお迎えしようず蚀う店にずっおは、チュヌニングの時間が䞎えられおいない堎合は、店の甚意したマむクを䜿っお頂くか、衛生的なマむ・マむクずしおを遞んで持ち蟌んで頂くのがベストず考えたす。


もちろん、ワンマンラむブずか、リハたでにチュヌニングの時間が取れるようなラむブなら、マむ・マむクの持ち蟌みは吝かではありたせん。

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